[Seasar-user:2183] Maya0.9.6リリース

Masataka Kurihara kurihara
2005年 6月 14日 (火) 20:46:19 JST


■ [maya]-Maya0.9.6リリース

http://maya.oscj.net/servlets/ProjectDocumentList?folderID=10&expandFolder=10&folderID=10

今回から、OSCJ.netにてリリースしています。

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変更点 0.9.5 -> 0.9.6

・XPathインジェクション機能が追加されました。 
<html>
  <body>
    <div class="box">テンプレート上のダミー文字列</div>
  </body>
</html>
上記のような特別にMaya用途としていないHTMLに対して、 
<?xml version="1.0"?>
<m:maya xmlns:m="http://www.seasar.org/maya"
        xmlns:c="http://java.sun.com/jstl/core_rt">
  <c:out c:value="こんにちは" m:rendered="true"
        m:xpath="//div[@class='box']"/>
</m:maya>
 このように、m:xpath属性によりインジェクション内容を指定することができま
す。

・OGNLライブラリのバージョンを、OGNL3.0-pre2よりOGNL2.6.7に変更
 しました。これは、他のOGNL利用フレームワーク(Seasar2やWebWork2など)
 と併用する際の便利を考えての変更です。 

・標準のMayaServletはimplパッケージに移動しました 

・commons-poolライブラリに依存しないようになりました。 

・.mayaファイルにおいて、ノードの閉じタグやネスト構造の書き方によって
 挙動が変わっていた問題を解決しました。 

・URLに対応して、HTMLテンプレートファイルを探す方法は以下の通りに
 しました。この機構は全部org.seasar.maya.impl.source.*に実装されて
 います。また、Jarのエントリ検索結果はキャッシュするようにしました。
 /foo/baa/index.htmlをリクエストされたとき、以下の順に探します。 
 - [コンテキストルート]/WEB-INF/foo/baa/index.html 
 - [コンテキストルート]/foo/baa/index.html 
 - foo.baaパッケージのリソース、index.html 
 - クラスパス中のJarの、/META-INF/foo/baa/index.html 

・MLD仕様を導入しました。テンプレートプロセッサのインジェクションに
 おいて、設定ノードからの変換方法を記述した、設定XMLを用います。
 JSPのTLDに類似します。この仕様変更に伴い、テンプレートプロセッサ
 リゾルバが廃止されました。 

・ServiceProviderの変更。/WEB-INF/maya.conf ファイルによって、
 ServiceProviderが初期化されるように仕様変更しました。結果、
 インジェクションリゾルバや式リゾルバなどのユーザーによるカスタマイズの
 登録が、これまでのコードによるものではなく、maya.confのXML記述と
 なりました。 

・ダイナミックなタグ出力のため、テンプレートやMayaファイルに直接、
 Elementプロセッサを記述できるようにしました(m:element をインジェクト
 する)。また、属性はAttributeプロセッサ(m:attribute)によって動的な
 追加が行えます。 

・JSPカスタムタグライブラリも、MLD仕様下にてコントロールされるように
 なりました。 

・テンプレート上のノードから、インジェクションした結果ノードに、名前空間
 のマッピング情報(NodeNamespace)をコピーするインジェクションレゾルバ
 (NamespacesSetter)をレゾルバチェーンのはじめに入れました。結果、
 リゾルバAPIがシンプルになっています。 

・その他、APIおよび実装について、多くの変更が生じました。 





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