[Seasar-user:1332] Re: The Seasar Software License 1.1

TAKAI Naoto takai
2004年 12月 7日 (火) 13:41:28 JST


高井です。

微妙な話になってきますので、鵜呑みにしないでくださいと前置きをしつ
つ……。

> したがって、リンクされる側の「非GPLライブラリ」側が
> リンクを許していない場合は、例外条項を設けてもリンクしたり結合物を配布
> したりすることはできません。

ASLの話ですが、リンクされる側(ASL)はGPLと互換性があると思っているよう
です。
http://www.apache.org/foundation/licence-FAQ.html#GPL

> SSL1.1では派生物のライセンスを特に規定していないので(著作権者等の表示
> は別)、GPLで公開してもいい気もしますが、ひがさん自身が「GPLとの互換性
> はない」とおっしゃっています。

このまえのひがさんの発言に派生物の定義について言及する意図があったのか
どうかは留保しておくべきだと思いますが、基本的にひがさんの意向に従うべ
きであるという点に関しては同意します。

さて、これはASL2.0の話ですが、

| "Derivative Works" shall mean any work, whether in Source or Object
| form, that is based on (or derived from) the Work and for which the
| editorial revisions, annotations, elaborations, or other modifications
| represent, as a whole, an original work of authorship. For the
| purposes of this License, Derivative Works shall not include works
| that remain separable from, or merely link (or bind by name) to the
| interfaces of, the Work and Derivative Works thereof.

とのことで、ようするに「リンクするだけじゃ派生物ではない」との立場のよ
うです。


個人的には、ASL1.1にせよ、SSL1.1にせよ、ライセンスにエンドユーザドキュ
メント条項があるのが問題の原因であるような気もします。そういった意味で、
ASLの元になったBSD Licenseが一番面倒でないライセンスなのかなあ、と。
http://www.jp.freebsd.org/www.freebsd.org/ja/copyright/freebsd-license.html


あと、コントリビュートされたコードに関しても、著作権の問題が生じること
が予想されますので、こちらも決める必要があるのかなという気もします。

ASFは
http://www.apache.org/licenses/icla.txt
みたいなものを用意していますね。

-- 
TAKAI Naoto



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