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B isid.co.jp Yasuo Higa higa
2003年 11月 12日 (水) 15:43:38 JST


<[E-MAIL ADDRESS DELETED]> の、
   "Re: [Seasar-user] 勉強会をやりたいのですが" において、
   ""HABU Akihiro(羽生章洋)" <[E-MAIL ADDRESS DELETED]>"さんは書きました:

ひがです。
> 
> > レクチャーというより、会社のドキュメントのうち、
> > 外部に出せる部分をもとに、ざっくばらんに話し合いながら、
> > Nazuna用にまとめるって感じでどうでしょうか。
> 
> あ、それがいいです(^^) 何か、ひがさん忙しいのに本格的に
> 資料とかご用意いただくのも何ですし、こっちも手を動かさなきゃ
> 身に付かないので、
> 
> ・ひがさん、まずは語る
> ・みんなで、あれこれ話し合う
> ・それをまとめて、テキストを作る(これは、こっちでやります)
> 
> って感じで、ついでに終わってから親睦会なども、ってな感じで
> どうでしょうか?
> 
そのときに、パラレルウォーターフォール型開発の話ししますね。

これまでのイテラティブ型開発では、機能を短い期間に区切って
部分的に実装していましたが、

・プロジェクトのマネージメントが難しい。
・短期間に実装して納品しテストするのは、開発側も顧客側も
  負担が大きい。実際に1ヶ月ごとに受け入れテストしてくれる客は
  ほとんどいない。仮にテストしてくれたとしても、手動でテストする部分は、
  各イテレーションごとに繰り返しテストしなければならず、
  テストの工数が膨らむ。

特に2番目の問題は、これまでみんな心の奥底では思いながらも、
触れてはいけないように感じていた部分ではないでしょうか。

それに対し、ウォーターフォール型は、

・設計変更のペナルティが大きい。
・最後にならないと動くものが出来上がらないので、
  実際のニーズと異なるものになってしまう危険性がある。

などの問題点があったと思います。
これらの問題点を解決するために生まれたのが、
パラレルウォーターフォール型開発です。

パラレルウォーターフォール型開発では、各機能を優先順位と
依存性をもとにスケジューリングし、各機能をパラレルに開発します。
同時期に開発される機能同士の依存関係はできるだけ低くなるようにします。
各機能の開発は、外部設計・詳細設計・コーディング(テスト)のように
滝が流れるように行っていきます。

・依存性のある機能は、パラレルでは開発しないため、実装してみて
  仕様変更が起きた場合でも、他の機能に与える影響が少なくなります。
・重要な部分は、はやいうちに実際に動くものが手に入るので、
  客の素早いフィードバックを受けることもできます。
・ウォーターフォールと同様にマネージメントは容易です。。
・全員が一斉に開発をはじめると、試行錯誤する部分が大きくなりますが、
  機能を垂直にこなしていく部分では、前の経験がいかせるので、
  開発効率も上がります。
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Yasuo Higa <[E-MAIL ADDRESS DELETED]>
INFORMATION SERVICES INTERNATIONAL-DENTSU,LTD.




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