[Seasar-user:14154] Re: Seasarが登場した日
YASUO HIGA
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2008年 5月 14日 (水) 15:29:48 JST
ひがです。
> 初投稿です。福田と申します。
>
> Seasar1(?)、Seasar2やS2DAOなどがそれぞれいつ登場したか
> わかるかたいませんでしょうか?
>
> 技術記事でこれまでの歴史のようなものを超簡単に
> 紹介できればと思い調べていました。
>
前になんかの記事に書いたやつの一部をのせます。
2001〜2002年
アプリケーションサーバのコネクションプーリングやトランザクションの
仕組みが知りたくて、JBoss(http://www.jboss.org)、JOnAS
(http://jonas.objectweb.org)のソースコードを読みながら、
My J2EE Serverを作ったのが最初。
2002〜2003年春
友人の羽生さんが「シンプルなアプリケーションサーバが欲しい」というので、
前に作ったMy J2EE Serverを手直しして、株式会社スターロジック
(http://www.starlogic.jp/)の前身となるエア・ロジックに提供。
このときに作られたサイトが、マネースクウェアジャパンのiFX Style
(http://www.m2j.co.jp/index.php)。
このときのバージョンは、Seasar V0(略してS0)と呼ばれている。
2003年夏〜秋
S0を整理して、サーブレットコンテナのJetty、RDBMSのHSQLDBなどを同梱して
オールインワンのJ2EEサーバとしてオープンソースデビュー。
このときのバージョンは、Seasar V1(略してS1)と呼ばれている。
2004年1月
アプリケーションサーバよりは、フレームワークのほうが
開発者の生産性向上に役に立つと考え、S1を解体して、
POJO(普通のJavaのオブジェクト)ベースのDIコンテナとして再構築。
Seasar2にコネクションプールやトランザクションなど
アプリケーションサーバが持っているような機能が実装されているのは、
もともとアプリケーションサーバだったことに起因する。
このときのバージョンは、Seasar V2(略してS2)と呼ばれている。
2004年3月25日
Seasar2正式リリース。
2004年11月5日
Seasar2.1正式リリース。このバージョンからリクエストやセッションを
扱えるようになり、Webに対応した機能が追加される。
2005年2月27日
Seasar2.2正式リリース。AOPのライブラリをcglibからJavassistへ。
AOPのパフォーマンスを大幅に改善。
2005年11月8日
Seasar2.3正式リリース。設定ファイルを書かなくても、
コンポーネントを自動登録できるAutoRegister機能搭載。
電通国際情報サービス(http://www.isid.co.jp)がSeasar2商用サポート
(http://www.isid.co.jp/solution/oss/seasar.html)開始。
2006年7月19日
三菱東京UFJのリスク管理システムの開発にSeasar2が採用されたことが
プレスリリース(http://journal.mycom.co.jp/news/2006/07/19/341.html)された。
この報道をきっかけにエンタープライズな開発でのSeasar2の採用が増えた
(ような気がする)。
2006年11月11日
Seasar2.4正式リリース。ソースコードの修正がブラウザのリロードだけで即座に反映さ
れるHOT deploy機能搭載。
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