[Seasar-user:3862] S2Container-2.4.0-beta-3 リリース

Koichi Kobayashi [E-MAIL ADDRESS DELETED]
2006年 6月 15日 (木) 19:30:32 JST


小林 (koichik@しながわ) です.

S2Container-2.4.0-beta-3 をリリースしました.

<重要>dicon ファイルについて</重要>

このリリースから,j2ee.dicon など S2 が提供する
dicon ファイルの多くは S2 の Jar ファイルの中に
含めるようになりました.

・s2-extension-2.4.0-beta-3.jar
    j2ee.dicon  (J2EE 1.4 機能を使うための dicon)
    jta.dicon   (トランザクションマネージャの定義)
    ejbtx.dicon (EJB2.x トランザクション機能の定義)
・s2-tiger-2.4.0-beta-3.jar
    javaee5.dicon (JavaEE 5 機能を使うための dicon)
    ejb3tx.dicon  (EJB3 トランザクション機能の定義)
    jpa.dicon     (JPA エンティティマネージャのための定義)

これらのファイルが Jar よりも優先されるクラスパス上にあると,
Jar の中の dicon が使われなくなるのでご注意ください.
WEB アプリの場合,WEB-INF/classes は WEB-INF/lib 以下の
Jar ファイルよりも優先します.

なお,JDBC DataSource の定義は j2ee.dicon から切り出して
jdbc.dicon に記述することになりました.

jdbc.dicon および aop.dicon は S2 の Jar の中に含まれて
いないので,配布ファイルの resources ディレクトリ以下に
含まれているものをそれぞれの環境に合わせて変更し,
クラスパスの通ったディレクトリに配置してください.


2.4.0-beta-2からの変更点は次の通りです。

- SelectableDataSourceProxy を追加しました。[Seasar-user:3660]
- nullのインジェクションでエラーにならないようにしました。
    [http://d.hatena.ne.jp/tanigon/20060523#p1]
- 名前によるAutoBindingで、パッケージ名つきのコンポーネント名の場合
  (ex:aaa_hoge)、パッケージ名を抜いた部分(hoge)が、プロパティ名と一致する
  場合に自動でバインディングするようにしました。
- セッターインジェクションとフィールドインジェクションを
  明示的に指定できるようにしました.
- @PersistenceContext・@PersistenceUnit・@Resource アノテーションを
  サポートしました.
- EJB3,JPA サポートのための javaee5.dicon を追加しました.
- @BInding アノテーションをフィールドに指定できるようにしました.
- j2ee.dicon,jta.dicon,ejbtx.dicon をs2-extension-x.y.z.jar に
  含めるようにしました.
- javaee5.dicon,ejb3tx.dicon,jpa.dicon をs2-tiger-x.y.z.jar に
  含めるようにしました.
- SSQLException#getMessageに原因となったSQL文を含めるようにしました。
- SSQLException#getSqlで原因となったSQL文を取得できるようにしました。
- ComponentAutoRegister を WebLogic 固有の zip URL に対応しました.
  [Seasar-user:3658]
- BeanDesc からメソッド及びコンストラクタの引数名を取得できるようにしました.
- ConfigurableStatementFactoryを追加し、PreparedStatementの
  fetchSizeとmaxRowsをdiconから設定できるようにしました。
  [Seasar-user:3692][DAO-2]
- ExternalContextの情報にMapでアクセスできるようにしました。
- Hotswapを廃止しました。
- requestのparamterやattributeの名前とプロパティ名が一致した場合に
  自動で設定を行うexternalBinding機能を実装しました。
- Sessionで管理されているコンポーネントがHOT deployで変更された場合でも、
  コンポーネントの状態が引き継がれるようにしました。
- メッセージファイルに S2FrameworkMessages.properties のような
  長い名前を利用できるようにしました.
- EclipseUtil を削除しました.
  代わりに ResourceUtil#getBuildDir() を使用してください.
- S2Tx の requiredTx および requiresNewTx において,setRollbackOnly() が
  設定された場合でも commit() しようとして例外が発生していた問題を
  修正しました.



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    <name>Koichi Kobayashi</name>
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